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鼻炎とアレルギー

鼻炎といえば、世の中では、アレルギー性鼻炎ととらえる向きが強いが、鼻炎とは広く鼻粘膜の炎症を指すことからも分かるように、非アレルギー性の鼻炎も当然ある。

ところで、アレルギー性鼻炎などにいわゆる「アレルギー」とは、一種の免疫反応であり、本来なら、反応を起こす必要のない場合に免疫機能が過剰に発動することによって、特定の臓器や細胞に障害が発生することをいう。要するに、戦において味方が味方を攻撃するようなものである。

このアレルギー反応は、鼻炎の場合であると、鼻粘膜を構成する細胞が炎症を起こすわけだが、どこにも敵がいないのにもかかわらず戦場化する、この炎症反応を発生させ、鼻水などの不快な症状を誘発させる元凶は、肥満細胞などの免疫に関係する細胞群の一連の動きによるものである。すなわち、肥満細胞が出すヒスタミンがアレルギー性鼻炎由来の鼻水など不快な症状の原因なのである。

免疫細胞群が誤作動を起こす原因は、敵と味方を区別する機構の、機能低下ないし麻痺である。本来免疫細胞が敵と味方を区別する方法が敵側の体表面にある、敵を敵たらしめている印(レセプタ)の読み取りにあるところ、この読み取りを誤ることから、アレルギー反応などの免疫反応が生ずるのである。

敵と味方を区別する読み取り機能が低下する原因は現在のところ解明しきれてはいないものの、身近なところでは、農薬や食品添加物などの化学物質の定期的な過剰摂取による読み取り機構の変容が示唆されている。お菓子好きの子供にアレルギーが多いのはもしかするとと話すと、いやいやうちの子には菓子類は控えさせている、とくる親がいる。そういう親に限って、子供の頃にお菓子好きだった経緯があるようだ。そう、アレルギーは遺伝するのである。

テーマ : アトピー - ジャンル : ヘルス・ダイエット